2023年1月15日 (仮訳)中国雲南省において材に発生した無柄の子実体を有するMarasmius属1新種 Zhang, Q-Y., Si, J. & Li, H-J. 2023. A new Marasmius species (Agaricales, Marasmiaceae) with sessile basidiomata growing on wood, from Yunnan, China. Phytotaxa. Available at: https://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.578.2.3 [Accessed January 15, 2023] 【R3-10243】2023/1/15投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国雲南省において落枝に群生した菌を検討し、Marasmius yunnanensisとして新種記載した。 本種は子実体が微小で傘が貝殻形、腎臓形~半円形であり、無柄または短い柄を有し、襟帯を有し、縁シスチジアがRotalis型であることなどで特徴づけられた。 対馬から登録されたMarasmius属の一種の配列は本種との差異が1.5%未満であり、暫定的に本種として扱われた。 中国雲南省紅河ハニ族イ族自治州屏辺ミャオ族自治県大囲山自然森林公園 (新種) Marasmius yunnanensis Q.Y. Zhang, J. Si & H.J. Li 語源…雲南産の 【よく似た種との区別】 Marasmius rosulatus 形態的に類似している(混同のおそれがある) 子実体が小型 柄が不明瞭 本種と異なり中国および日本ではなくボリビアなどに分布する 本種と異なり傘が白色 本種より担子胞子のサイズが小さい Marasmius tantulus アジアに分布する 傘のサイズが類似している 柄が不明瞭 ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり中国および日本ではなくタイなどに分布する 本種より担子胞子が長い ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される